華(はな)より男子

「男子運動部のマネージャーになりたい」

春から高校生になる娘の口から
唐突に出た言葉により
休日に車で片道1時間以上かけ
その男子運動部が出場する試合へ連れて行く事に・・

思春期の娘という事もあり
車内では会話もなく色々な想いが巡る。

保育園から中学校を卒業するまで
運動会は毎年リレーの選手に選出され、
女子運動部のキャプテンまでつとめあげ
休日は高校生にまざって練習をしていた
バリバリの体育会系の娘が

”今さらマネージャーだと・・”

大きな大会らしく
”祭りか”というくらい会場は大賑わい。

群衆をかきわけて
ようやく観覧席にたどりつくと
あきらかに、おっかけ(ファン)と思われる
化粧と服装に気合の入った
キラキラした女子たちが目に入る。

そういえば、うちの娘も
前日にまつ毛パーマをご所望されたっけ・・
父親は1500円カットで我慢してるのに。
そう思いながら、こちらも気合満点の恰好で
”ベルサイユのバラ”と化した彼女の方をチラ見する。

”華より男子か・・”
|||(-_-;)|||||

世の中にはいくら頑張っても
レギュラーになれない子たくさんいるのに
内心すんごい複雑だったが、
娘には動揺を微塵も見せず毅然とした態度で

”自分の人生なのだから好きな事をしなさい”と伝える


PS:後日、女子運動部の先輩から
連日に渡り熱烈な勧誘を受け
「断り切れなかった」と娘から報告あり

2026年04月16日